かばのあくび

こんな世界の端っこで、
どうしようもないぼくなのに、
世界一の幸せ者にしてくれる、
きみは魔法使い。




こんな宇宙の崖っぷちで、
堕ちていくだけのぼくなのに、
手を差しだして、花の笑顔で包んでくれる、
きみこそ天使。




こんな街の片隅で、
うずくまっているぼくだけど、
沈んだ力、奮い立たせて、
命に代えても、きみを護る。




臆病者のぼくだったけど、
凍えた力、叩き割って、
きみの笑顔を、護りつづける。