夢の胎動

nuoc

2013年08月20日 21:46

昨日をみる。

夜のらせん階段。

昨日の昨日も、そのまた昨日も。

どこまでも、
どこまでもつらなるドミノ。

そして、始まりの涙。


今、
0才のぼくくらい、
涙流してるだろうか。

5才のぼくくらい、
今を大切にしてるだろうか。







明日をみる。

屋根のうえ。

すこしだけ、星に近づく。

どんなだろう。

十年後の夢。

10才のぼくが辿った、
生まれたての成長曲線。

十年あれば、何でもできる。







15才の夢みる力で今を生きたら、
炎が赤く熱く踊る。

二十歳のクリスマスの雪を明日に降らしたら、
やさしくまぶしい純白の道。







想像が、夢を創造する。

愛のパレット、命のキャンバス。

蝶抱く花が眠る。

月のウサギが空跳ねる。

夢開くまぶたが、しあわせの手探り。







十年あれば、月にもいける。

夢がぼくを育てる。

月灯りが現像する、胸の青写真。

刻まれる、夢の鼓動。

夢がこんなに、生きている。

立ち、歩き、倒れ、起きて走り、そして泣いて笑ってる。







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