星の伝言

出会って半年。


なんど夜空を、
見上げたろう。


曇りの夜もあったけど、
いつもあなたを、想っていた。




明日、あなたに伝えるよ。


抱えきれない、この想い。


溢れる星が、降りそうだから。






出会いは衝撃。


『なんだこいつは！』


とんでもない悪女だと、
今でも思うけど






いつからだろう。


気づくとあなたを、追いかけてる視線。


なんど自分を、否定したろう。


あなたはただの、ぼくの上司。






強がるあなたが、隠した涙・・・・・・






会社を辞めて確かめたのは、
失ったのは仕事ではなく、
あなただった。




プライベートは、何もしらない。


馬鹿だと笑う友人は、
それでも手を貸してくれる。






疲れたあなたが、こぼした微笑・・・・・・






明日、あなたに伝えよう。


もう知人にも、戻れなくなる。




会えない夜なら、壊れればいい。




明日、あなたに伝えよう。


どんな言葉が、いいだろう。


どんな瞳で、こたえるだろう。






ぼくの祈りは、あなたの・・・・・・






今夜の星は、どこに降るだろう。